2022年度 通年及び前期講座(2022年4月~2023年3月)

【宗教講座】

日常生活と聖書

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日程水曜日 15:30~16:30(5/18、6/15、7/13、9/21、10/12、11/16、12/14、1/18、2/15)
受講料9,000円
講師名シスター岩井 慶子(聖心会)
講座紹介 聖書の勉強ではなく、担当者3人が主観的に自分にとって意味があるとか面白いとか思ったところをお伝えして、参加者の皆様にも自由に気づいたことを出し合っていただくという講座です。聖書はわかりにくいところもあるのですが、皆で考えることによって見えてくるところがあり、それはとても楽しいことです。
 継続ではないので、途中からの参加も可能です。
※途中からの参加も可能です。
 なお途中から参加の場合は、終了分の受講料を減額します。(1講義終了毎に1,000円減額)

【宗教講座】

キリスト教への招きⅧ

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日程土曜日 14:00~15:30(4/30、5/21、6/11、7/9、9/3、10/1、10/29、1/7、2/4、3/4)
受講料15,000円
講師名宮越 俊光(カトリック中央協議会)
講座紹介 第7期となる2022年度は以下のようなテーマでキリスト教について学びます。
 まず聖書に関連して、イスラエル民族の歴史(第1回)、詩編(第2回)、パウロの宣教(第3回)を取り上げます。歴史に関しては、古代のキリスト教(第4回)と公会議(第5回)を、教会の教えに関しては、洗礼(第6回)と十字架(第7回)について学びます。文化としては、日本に伝わった教会音楽(第8回)と図像(第9回)を扱い、最後のテーマは他の諸宗教とのかかわりです(第10回)。
 カトリック教会の立場から、信者ではない方にもできるだけ分かりやすくお話しいたします。これまでの講座を受講していない方も歓迎いたします。
講義内容第1回 4月30日(土) イスラエル民族の歩み
第2回 5月21日(土) 詩編を味わう
第3回 6月11日(土) パウロの回心と宣教
第4回 7月9日(土) 古代におけるキリスト教の展開
第5回 9月3日(土) 公会議とは何か
第6回 10月1日(土) 洗礼~キリストの死と復活への参与
第7回 10月29日(土) 「十字架」理解の変遷
第8回 1月7日(土) 教会音楽の伝来
第9回 2月4日(土) キリスト教の図像を読む
第10回 3月4日(土) 諸宗教とのかかわり
※1回ごとにテーマが変わりますので、途中からの参加も可能です。
 なお途中から参加の場合は、終了分の受講料を減額します。(1講義終了毎に1,500円減額)

【文学講座】

『大和物語』を読む

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日程金曜日 10:30~12:00(4/22、5/20、6/3、6/17、7/1、7/15、7/29、9/2、9/16、9/30)
受講料15,000円
講師名山口 佳紀(聖心女子大学 名誉教授)
講座紹介 『大和物語』は、『伊勢物語』と並び称される歌物語の一つであり、平安時代の貴族社会で語られていた恋愛譚や古伝説などを紹介する作品です。我々は、これを読むことによって、平安貴族の興味が何に注がれていたか、また彼らの築いた文化がどのようなものであったかを、如実に知ることができます。ただし、この作品は有名である割に注釈書が少なく、内容が十分には理解できていないのが現状です。
 この講座では、その各章段を丁寧に読み解きながら、表現の真意を突き止め、文章の魅力を楽しみたいと思います。
 なお、一回一回読み切りの形をとりますので、どこから参加してくださっても結構です。
講義内容第1回 4月22日(金) 『大和物語』を読むために〈第八六段「若菜」〉
第2回 5月20日(金) 第一段「亭子の院」
第3回 6月3日(金) 第二段「旅寝の夢」
第4回 6月17日(金) 第三段「ちぢの色」
第5回 7月1日(金) 第四段「玉くしげ」
第6回 7月15日(金) 第五段「忍び音」/第六段「はかなき空」
第7回 7月29日(金) 第七段「あかぬ別れ」
第8回 9月2日(金) 第八段「一夜めぐりの君」
第9回 9月16日(金) 第一四一段「浪路」〈上〉
第10回 9月30日(金) 第一四一段「浪路」〈下〉
※途中からの参加も可能です。
 なお途中から参加の場合は、終了分の受講料を減額します。(1講義終了毎に1,500円減額)

【文学講座】

禁忌の恋はどう語られたか―藤壺の物語を読む(「賢木」巻②)

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日程火曜日 13:00~14:30(5/10、5/24、6/14、6/28、7/12、10/4、10/18、11/8、11/22、12/20)
受講料15,000円
講師名大津 直子(同志社女子大学 准教授)
講座紹介 光源氏とたった五歳しか違わない継母・藤壺の存在は、 光源氏の人生を、あるいは『源氏物語』 の正編全体を貫く重要な軸です。
 しかしながら、戦前谷崎潤一郎訳『源氏物語』 において藤壺の登場箇所が削除されたことが象徴するように、 皇統乱脈を描く光源氏と藤壺との恋は時代の流れの中で忌避されることもありました。果たして物語はどのように禁忌の恋を語っているのでしょうか。
 本講座は、「桐壺」、「若紫」、「紅葉賀」、「花宴」と読み進めてまいりました。本年度は「賢木」巻前半へと入っていきましょう。講座終盤に予定されている、光源氏が藤壺の寝所に近づき思いを訴える場面は、上記の谷崎訳において大幅な削除があったまさに禁忌を描く極点と言えます。
 講座の中では従来通り、貴族たちの生活世界をイメージしていただけるように画像資料を用います。受講者の皆様が、平安朝の世界を心の中に思い描きながら原文を味わってくださるよう努めます。
講義内容第1回 5月10日(火) 昨年度までのあらすじ、光源氏と藤壺それぞれに憂悶を抱える
第2回 5月24日(火) 藤壺、春宮にそれとなく決別、光源氏、雲林院に参籠
第3回 6月14日(火) 光源氏、朝顔の斎院と贈答、雲林院から帰参
第4回 6月28日(火) 光源氏、藤壺に山の紅葉を贈る
第5回 7月12日(火) 光源氏、藤壺や朧月夜と贈答する
第6回 10月4日(火) 藤壺、桐壺院の一周忌に出家する①
第7回 10月18日(火) 藤壺、桐壺院の一周忌に出家する②
第8回 11月8日(火) 藤壺の出家後の情勢変化
第9回 11月22日(火) 光源氏、ますます憂悶を抱える①
第10回 12月20日(火) 光源氏、ますます憂悶を抱える②
(なお、進度によって多少前後いたします)
※途中からの参加も可能です。なお途中から参加の場合は、終了分の受講料を減額します。(1講義終了毎に1,500円減額)

【教養講座】

いま、村井実を読む

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日程水曜日 13:00~14:30(5/11、5/18、5/25、6/1、6/8)
受講料7,500円
講師名川上 清文(聖心女子大学 名誉教授)
講座紹介 人との出会い、本との出会いで人生が変わることがあります。
 私にとって村井実先生との出会いは、まさにそれでした。ガチガチの受験生だった私(私にもそういう時代があったのです。笑)は、大学に入り勉強したいことを模索しました。その中で村井実という教育学者を知りました。村井は「人はよく生きようとしている」といいます。そして「そのよさはだれにもわからない」というのです。コチコチの受験生あがりの私には、答えのない問いはありえませんでした。私は頭を切り換える必要に迫られました。皆さんにも、ぜひ村井理論を知っていただきたいのです。
 村井にはたくさんの著作があります。この講座では、その中から4冊を選び内容を考察していきたいと思います。本を手元に置いておかなくともいい方法で進めます。予定としては第1回『村井実の“よさ理論”』(私が『子育て研究』に書いたもの)、第2回『新・ありの本』、第3回『新・教育学のすすめ』、第4回 『子どもの再発見』、第5回『もうひとつの教育』を考えています。
 2022年3月、村井先生は100歳を迎えられます! この講座で皆さんと村井理論を共有出来ることを!
※途中からの参加も可能です。
 なお途中から参加の場合は、終了分の受講料を減額します。(1講義終了毎に1,500円減額)

【文化講座】

特別展「空也上人と六波羅蜜寺」

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日程水曜日 10:30~12:00(4/26)
受講料1,500円
講師名皿井 舞(学習院大学文学部哲学科 教授)
講座紹介 京都の六波羅蜜寺は、平安時代の10世紀半ばごろに、空也上人によって創建された古刹です。東京国立博物館では、2022年3月1日(火)から5月8日(日)までの会期で、空也上人の1050年ご遠忌を記念して、特別展「空也上人と六波羅蜜寺」を開催いたします。これを機に、日本の肖像彫刻のなかでもっとも有名と言ってもよい空也上人立像が、約半世紀ぶりに東京で公開されることとなります。この像は、鎌倉時代の仏師運慶の四男、康勝の作と考えられており、写実的な表現を得意とした慶派ならではの肖像彫刻です。「市聖」「阿弥陀聖」と呼ばれ、南無阿弥陀仏をとなえて人々を導いた、空也上人の姿を彷彿とさせる名宝と言えるでしょう。
 本講座では空也上人立像の魅力をたっぷりと御覧いただくと同時に、空也上人立像以外にも、創建時の四天王立像や運慶ゆかりの地蔵菩薩坐像など、六波羅蜜寺が誇る珠玉の名作をご紹介いたします。

【文化講座】

東京散歩シリーズ第11弾 江戸の大名庭園と小石川後楽園

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日程木曜日 13:00~14:30(5/12、5/26)
受講料3,000円
講師名池田 悦夫(高崎経済大学非常勤講師・元文京区教育委員会主任主事・学芸員)
講座紹介 小石川後楽園は、3代将軍徳川家光から与えられた地に水戸家初代藩主徳川頼房が作庭し、2代藩主光圀の代に完成をみた池泉回遊式庭園です。
 本園は頼房の作庭した幽邃の趣ある庭園を母体に、光圀の招聘した朱舜水の意見が反映された中国趣味の景観を配した庭園となっています。
 これまで、庭園の鑑賞は造園学的或いは庭園史的視点から庭園の美しさを鑑賞するという方法が一般的でした。
 しかしながら、歴史ある大名庭園は生き物であり、上記の視点のみで、本園の歴史的価値を正しく踏まえその美しさを鑑賞することはほぼ困難であると言わざるを得ません。
 そこで、2回に渡る本講座では、如上の視点に加え新たに考古学的視点を取り入れることで、庭園のどこをどのようにみれば、作庭当初の歴史的価値が分かるのか、或いはそれを失ったのか、さらに、新たにどのような価値が付与されたのか等の解明を試みます。
 この新たな試みにより、本園は、想像以上に近代において手が加えられ江戸時代の姿と異なることを見て行きたいと思います。
 とは言え、日本の文化を学べる場所として本園は多くの価値を有する事も事実です。 ここでは、その事について理解を深めて頂けたならば嬉しく思います。

【文化講座】

日本・東洋文化探訪シリーズ第2弾
中央アジア仏教美術入門

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日程木曜日 13:00~14:30(6/2、6/16)
受講料3,000円
講師名中野 照男(東京文化財研究所・名誉研究員)
講座紹介 中央アジアは、西域とも呼ばれます。中国から見て、西にある地域という意味です。そこを貫く通商の道はシルクロードと呼ばれ、私たちは、その美しい名前にロマンを感じてきました。インドに生まれた仏教は、その道を通って、東洋に伝わりました。
 19世紀末から20世紀初めに行なわれた探検や調査によって、そこに栄えた文化や文化財が再び着目されました。未知の地域に、素晴らしい文化の痕跡が残ることにようやく気づいたのです。また敦煌莫高窟での大量の文書の発見は、いやが上にも関心を高めました。「敦煌学」という新しい学問まで生みました。
 今回の講座では、中央アジアの美術がもつ様々な歴史的、美的問題を取り上げ、その価値を知り、その美を味わうための新たな視点を手に入れたいと思います。
講義内容第1回  6月2日(木)
中央アジア美術概観

 各地の代表的な遺跡を取り上げ、その調査者や収集品、その価値付けを行ないます。アフガニスタン、西域南道、西域北道、敦煌などを取り上げます。
第2回  6月16日(木)
西域北道の石窟壁画の画題・年代・信仰的背景

 西域北道の代表的な石窟寺院であるキジル石窟、クムトラ石窟などを取り上げ、その壁画を概観します。壁画の主要な画題、石窟や壁画の年代、仏教信仰の状況などの考察を通じて、その美術の特質を明らかにします。
※途中からの参加も可能です。
 なお途中から参加の場合は、終了分の受講料を減額します。(1講義終了毎に1,500円減額)